Web拍手お礼文ログ(ルルーシュSSS:ルル→スザ&ルルシャ?&藤朝)
2007年3月18日 SSお礼小ネタ・ルルスザ(1/3)
―ただ、それは唐突に。
「スザク…」
「なんだい?ルルーシュ」
「俺のことが好きか?」
アーサーと戯れていた――と思っているのはスザクだけ――スザクに投げ掛けた
、唐突なルルーシュの言葉に、彼の瞳が見開かれる。
「勿論好きだよ、友達だもの」
明らかに驚いた表情を見せた後、すぐにいつも見ている笑顔で答えた。
―俺が欲しいのはそんなものではない。
「スザク…ッ」
「どうしたの?ルルー…っ!?」
苛立った声。
重ねられた唇。
僅かばかりの隙間に入って来た舌に驚いて噛み千切ってしまいそうになる。
顔が近付いて、見えてしまった顔は必死過ぎて、見ていられない。
見えなくて良かった。
「ルル…っ、ん…」
他にどう誤魔化せば良いのかわからなかった。
友達とそうでないものの境界線が見えないから。
「という夢を見たんだ」
「童●のイタイ夢はキモいな」
「キモいとはなんだ!これはいずれ現実になる…そう正夢ッ!」
――落ち着けルルーシュ、それはただの妄想だ。
そう言おうとしたが面倒なので、C.C.はピザと一緒に言葉を飲み干した。
☆☆☆
お礼小ネタ・ルルシャ?(2/3)
―ただ、大切だったんだ。
拒めなかった雨の中のキス。
彼女に対して、恋をしているわけではなかった。
驚いて――拒んだら彼女が崩れてしまいそうで。
喜怒哀楽をハッキリ表情に出す女だった。
よく笑って、怒って、泣いて、いつだって明るかった。
気付けば俺も一緒に笑っていた。
ただのルルーシュ・ランペルージでいる事が出来た。
それだけで、救われていた。
忘れる事なんて出来ない。
彼女はそう言った。
なら、俺が忘れさせてやれたらと思った。
彼女が笑顔を無くすくらいなら、と。
そう思ってギアスをかけた。――嫌がる彼女に、忘れたくないと言う彼女に。
「ルル…ッ」
彼女は俺に関する記憶と悲しい記憶を忘れてしまった。
彼女の記憶を無くせても、俺の中の記憶は無くす事は出来ない。
俺だけは、忘れる事は出来ない。
彼女に救われていた日々を、ただ大切だったあの日々を。
「………シャーリー…」
明けない夜は無いと言う。
だが、俺の夜は明ける事はない。
――きっと。
もう、夜は明けない。
☆☆☆
お礼小ネタ・藤堂×朝比奈(3/3)
「藤堂さん」
「………何だ?朝比奈…」
「出撃前にキスしてください」
「という現場を目撃致しました」
「…そんな事、一々報告しなくても良い」
ディートハルトの報告に、ゼロは――どう見てもチューリップにしか見えない―
―仮面越しに溜め息を吐く。
他人の色恋沙汰に興味はない。必要なのは日々の状況の変化についてだ。
そう言うとディートハルトは首を横に振った。
「確かに、貴方にとっては必要ないかもしれません…けれども、これは“死亡フ
ラグ”だと思いませんか?」
※死亡フラグ…物語の中で、キャラクターが死亡するフラグ。例:「この戦争が
終わったら結婚するんだ」等。
「……………それはマズいな」
「厳島の奇跡ともあろう男が…こんなベタな“死亡フラグ”だと…」
―お話にならない…。
「何か、最近藤堂さんにちゅうしようとすると誰かが邪魔しに来るんだけど…」
「男がちゅうとか言うな。」
「てゆーか男同士でキスするな。」
「人前でイチャイチャするな。」
―数日後、ゼロの命令で全力で周りに邪魔をされ、愚痴ったところ仲間に逆にツ
ッコまれる朝比奈の姿が目撃されたという。
―ただ、それは唐突に。
「スザク…」
「なんだい?ルルーシュ」
「俺のことが好きか?」
アーサーと戯れていた――と思っているのはスザクだけ――スザクに投げ掛けた
、唐突なルルーシュの言葉に、彼の瞳が見開かれる。
「勿論好きだよ、友達だもの」
明らかに驚いた表情を見せた後、すぐにいつも見ている笑顔で答えた。
―俺が欲しいのはそんなものではない。
「スザク…ッ」
「どうしたの?ルルー…っ!?」
苛立った声。
重ねられた唇。
僅かばかりの隙間に入って来た舌に驚いて噛み千切ってしまいそうになる。
顔が近付いて、見えてしまった顔は必死過ぎて、見ていられない。
見えなくて良かった。
「ルル…っ、ん…」
他にどう誤魔化せば良いのかわからなかった。
友達とそうでないものの境界線が見えないから。
「という夢を見たんだ」
「童●のイタイ夢はキモいな」
「キモいとはなんだ!これはいずれ現実になる…そう正夢ッ!」
――落ち着けルルーシュ、それはただの妄想だ。
そう言おうとしたが面倒なので、C.C.はピザと一緒に言葉を飲み干した。
☆☆☆
お礼小ネタ・ルルシャ?(2/3)
―ただ、大切だったんだ。
拒めなかった雨の中のキス。
彼女に対して、恋をしているわけではなかった。
驚いて――拒んだら彼女が崩れてしまいそうで。
喜怒哀楽をハッキリ表情に出す女だった。
よく笑って、怒って、泣いて、いつだって明るかった。
気付けば俺も一緒に笑っていた。
ただのルルーシュ・ランペルージでいる事が出来た。
それだけで、救われていた。
忘れる事なんて出来ない。
彼女はそう言った。
なら、俺が忘れさせてやれたらと思った。
彼女が笑顔を無くすくらいなら、と。
そう思ってギアスをかけた。――嫌がる彼女に、忘れたくないと言う彼女に。
「ルル…ッ」
彼女は俺に関する記憶と悲しい記憶を忘れてしまった。
彼女の記憶を無くせても、俺の中の記憶は無くす事は出来ない。
俺だけは、忘れる事は出来ない。
彼女に救われていた日々を、ただ大切だったあの日々を。
「………シャーリー…」
明けない夜は無いと言う。
だが、俺の夜は明ける事はない。
――きっと。
もう、夜は明けない。
☆☆☆
お礼小ネタ・藤堂×朝比奈(3/3)
「藤堂さん」
「………何だ?朝比奈…」
「出撃前にキスしてください」
「という現場を目撃致しました」
「…そんな事、一々報告しなくても良い」
ディートハルトの報告に、ゼロは――どう見てもチューリップにしか見えない―
―仮面越しに溜め息を吐く。
他人の色恋沙汰に興味はない。必要なのは日々の状況の変化についてだ。
そう言うとディートハルトは首を横に振った。
「確かに、貴方にとっては必要ないかもしれません…けれども、これは“死亡フ
ラグ”だと思いませんか?」
※死亡フラグ…物語の中で、キャラクターが死亡するフラグ。例:「この戦争が
終わったら結婚するんだ」等。
「……………それはマズいな」
「厳島の奇跡ともあろう男が…こんなベタな“死亡フラグ”だと…」
―お話にならない…。
「何か、最近藤堂さんにちゅうしようとすると誰かが邪魔しに来るんだけど…」
「男がちゅうとか言うな。」
「てゆーか男同士でキスするな。」
「人前でイチャイチャするな。」
―数日後、ゼロの命令で全力で周りに邪魔をされ、愚痴ったところ仲間に逆にツ
ッコまれる朝比奈の姿が目撃されたという。
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