日野さん（きゅんっ）

今井さんは冥加のキャラソンが二曲ともラブソングにしか越えないタイプです。だって、二曲とも冥加がかなでちん好きすぎて頭おかしい。

だって初恋の女の子の（子どもゆえの）浅はかな一言のために、プライドズタズタ。その後の人生をその女の子を絶望に叩き落とすためことを考え続け、だけれど愛していた彼女の才能が自分とのやりとりとのために光らなくなり、激励を飛ばす。彼女は仲間やライバルたちとのかかわりで、才能の輝きを取り戻し、最終的に冥加は彼女に叩きのめされる。決定的に負けたけど、それでも支配され続ける……そんな冥加クオリティ。真面目に考えると心が抉れるけど、ネタ臭パネエ。（弦の少年と幼馴染兄弟の兄の方とのミスリードっぷりパネエ。）

俺の心臓＝俺のすべて、小日向かなで＝俺の心臓、小日向かなで＝俺のすべて。


それが冥加クオリティ！！





だけど、今井さんは響かな派。響也がかなでちん相手に空回ってる様が超見たい！昨日から響かなバレンタイン妄想が止まらない。報われない感じと見せかけて報われるオチ。ちゅうくらいできそうな雰囲気なのに兄貴と兄貴のマブダチに邪魔されるあたり、報われないオチかもしれない。だがそこが良い。



（追記）
響かなバレンタイン妄想いっくよー！！


2012年2月13日、響也は眠れなかった。かなでちんと両想いになって、はじめてのバレンタイン。例年、もろ義理チョコでしょんぼりしていた日々とはおさらばさ！今年は本命！本命チョコなんだぜえええええええええ！！とわくわくするあまり、眠れない響也（小学生か）。
布団の中でじたばたしたり、もしかしてもらえなかったらどうしようとか、他の女子から義理チョコもらってかなでがやきもちやいたらとかいやいやかなでにかぎってそれはないとか思いつつ、もだもだ。
結局早朝四時ころまで眠れず、やっと寝れたと思ったら、朝練のために叩き起こしに来る兄（受験生）。無自覚の現実逃避に付き合わされる響也がキッチンまで行くと、お弁当を作りながらあくびをしているかなでちんにどきり。いつもらえるんだろうとドキドキしていると、かなでちんが兄弟に包みを渡す。りっちゃんには二つ、響也に一つ。
りっちゃんに、こっちの小さい方がバレンタインのチョコカップケーキ、と。受験勉強にも息抜きが必要だよ！　あと、ちょっと仮眠をとる方がシナプスが繋がってかえって良いかもと笑うかなでちん。もう一つの方はお弁当ねという。なんだかお弁当の方もりっちゃんのより小さい気がしてしょんぼり響也。そのまま三人で朝練に出かけると、合流したハル・大ちゃんにもりっちゃんと同じような包みを渡すかなでちん。本当はオケ部のみなさんに配りたかったんだけど、材料費が足りなかったから受験生で引退した先輩たちと、特別にハルにだけとのこと。
俺は特別に入ってないのかよかなで……と本気で落ち込みモードに突入する響也。登校するとニアがからかいにくる。恋人たちのはじめてのバレンタインの割にはしょんぼりしているなあ、弟。小日向のチョコレートは絶品だろう？と言うニアに、お前は遅刻ギリギリまで寝てたから知らないだろうけど、もらってねえよ！　ちくしょう！！と響也はヤツ当たる。一瞬きょとんとするニアだったが、すぐにからかいの笑顔に変わる。次のからかいの言葉を口にしようとするニアに、かなでちんが話しかける。遅刻ギリギリだよと笑うかなでちんが持っていたのは、りっちゃんたちに配ったものより大きな包み。もしや……と青ざめる響也。そんな彼氏に気付かず（そう、彼氏なんです）チョコレートケーキ！力作だよ！と胸を張るかなでちん。もう響也は立ち直れません（笑）。
落ち込みモードで一日を過ごし、かなでちんに心配されるも、何でもねえよとしか言えない。釣った魚には餌をやらないタイプだとは思っておらず、部活で彼女が他の男にチョコカップケーキを配っている様を見たくない響也は、 ぜええええええんんりょおおくううううでえええにいいいげええええだせええええええええええ！！になるわけです。

で、「おればいおりんやめたい」イベントの公園でしょんぼりしていながら、ガタガタ震えていると（八月と二月じゃ気温は大幅に違います）白い息を弾ませ、走ってくるかなでちん。またここに来たんだと、ゼハゼハ言いながら響也にかけよる。何で部活さぼっちゃのうのとか、風邪ひいたら大変だよとか、わかっていないかなでちんに響也はいらだつ。かなでちんの腕をつかみ、怒鳴るように叫ぶ。何で俺が落ち込んでるのか、何でわかってくれないんだ！　律やハルたちにはやって、しかも支倉にはあんな…………俺はお前の何なんだよ！　みたいな。これ以上言うと格好悪さ倍増しそうなので、要点だけを言って黙りこくる響也にかなでちんはきょとんとする。小首をかしげながら、幼馴染で、オケ部の仲間で、好きな人だよ？と言うかなでちんに心臓直撃される響也（チョロイ）。でも、そんな言葉でごまかされねえぞ！　と思いつつ、ついかなでちんを抱きしめちゃう。（寒いのもある。）情けないと思いつつ、じゃあ何でチョコくれねえんだよと言うと、かなでちん、ますますキョトン。

今日、一番最初にあげたけど？


は？みたいな。もらってないという響也に、ええええ！　となりつつ、頬をふくらませるかなでちん。一番最初にあげたよー！　と主張するかなでちんに、いつー！？と言わずにはいられない。今日の朝五時くらいに！　朝起きて一番に渡しに行ったんだよ！　俺寝てたのにどうやって渡したんだよ！　ニアにこっそり男子の方に入れるルートを教えてもらってこっそり響也の枕元に置いたよー！　支倉あああああ！！？　順番的には、響也やっと就寝→かなでちん侵入→りっちゃん叩き起こしに来る。ニアがチョコレートケーキを貰っていたのは情報料としてでした。（「何となく食べたくなったんだ。小日向の料理は絶品だからな」byニア）
ちょっとぷりぷりしているかなでちんと、情けなさでいっぱいでありつつ、チョコちゃんともらえててひゃっほおおおってなりつつ、何で気付かなかったんだ俺ええ！！！となる響也。響也はぷりぷりしたかなでちんにひっぱられつつ、学校に戻って部活サボってごめんなさい。寮に戻って一緒にかなでちんが作ったチョコを食べることに。部屋に戻ると本当に枕元にチョコ、しかも特大サイズがあって、嬉しくなる響也。お弁当がりっちゃんのよりも小ぶりだったのは、チョコが特大サイズのため、それを考慮に入れていたのでした。
全国大会の時のにぎわいとは打って変わって、静かな寮。空気読まずに邪魔をしそうなりっちゃんも（それがりっちゃんクオリティ）さすがに受験勉強をしている。

「うん、うまい」
「そう？　良かった……」

自分が作ったチョコを頬張る響也の姿にほっとするかなでちん。本当は一番に感想を聞きたかったのに、響也がノンリアクションで、実は内心ドキドキだったかなでちんだったわけで。

隣り合わせで座りつつ、手をつないで、触れ合う二人。聞こえるのは時計の音と、互いの吐息と心臓の音くらい。互いにどんどん鼓動が早まり、互いの距離がじれったくなっていく。
近づく唇と唇。



二人がこの後どうなるか………続きはあなたの心のなかで。











伝家の宝刀持ちだしたー！！！！
いやー、不憫オチにしようかしまいか考えたらこうなって………不憫じゃなきゃ響也じゃないけど、不憫すぎても可哀そうだ！！と思ったらこう………。
ニアが激写しても良し、りっちゃんのKYが発動しても良し、何故かちいちゃんが神戸から遊びにきても良し、忘れ物を届けに来たハルに怒られるも良し！！あれ？不憫オチばっかり。不憫オチでも、ぎゃーすか怒っている響也の後ろで、かなでちんが顔をまっかにしてドキドキしてるのはありだと思うんだ！