母子悲しい

2011年2月4日 感想
今まで圧倒的存在のように書かれていた屍鬼たちがスッシャズッシャとやられていきます。ドライブインちぐさの母子の話は悲しいです。
死んだお母さんが帰ってきて、また一緒に暮らせると思ったらお母さんは起き上がりで………自分の血を飲ませて、少しでも長く一緒に暮らせて行けたら……。心の中ではあれだけの量ではお母さんを生きながらえさせることは無理だってわかっていたでしょう。そでも死んだはずのお母さんと一緒にいたかっただけ、自分だけが犠牲になれば問題ないと思っていたのに………悲しいなあ。

こう、まともじゃなかったのは屍鬼たちだったはずなのに、普通に生きている人間たちの方が狂気じみているから怖いです。人間たちも死にたくない、屍鬼たちも死にたくない。特に後者は一度普通に死んでいる人たちだから、(作中でも言われていますが)もう一度死にたくないでしょう。
奈緒さんも悲しい。血を吸われて死んで、生きるために他の人たちの血を吸って、もしかしたら自分と同じになって一緒に暮らせるかもと思って家族の血を吸って殺して、結局家族は誰一人起き上がることなく…………結果が因果応報なわけですよ。殺されるのは怖いし、それを味あわせてきたのは奈緒さん本人だし。でも奈緒さんも本当はああやって死ぬこともなく、普通に幸せになりたかったわけだし。

「学園黙示録」みたいに生前と完全に別物になってたらまだ救いがあったんでしょうが。

うーん…………。
そして、めぐちゃん自重。

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